原子の構成
原子
化学的に物質が元素としての特性を失わない最小の構成単位。陽子と中性子でできた原子核とその周囲を動く電子からできています。
元素
「万物の根源であり、それ以上分割できない恒常不変の構成要素」です。
原子番号(げんしばんごう)
原子核中の陽子の個数です。電荷を持たない原子においては、原子中の電子の数に等しい。この陽子の数により元素の種類や性質(酸やアルカリによる反応、また酸化させた時の反応等)が決まるので、元素の種類を表す番号でもあります。
同位元素(どういげんそ)
元素の種類(原子番号、陽子の個数)が同じで、中性子の数が異なるもの。原子の重さが違います。
原子核(げんしかく)
原子の中心に存在し、原子の質量の大部分を占めます。電荷をもつ陽子と電気的に中性な中性子から構成されます。原子核を構成する陽子及び中性子を核子といいます。
陽子(ようし)
原子核を構成する素粒子の1つで中性子とともに原子核を構成しています。
中性子(ちゅうせいし)
陽子と同様、原子核を構成する素粒子の1つでニュートロン(n)ともいいます。中性子は、電荷が0(中性)で原子より小さな粒子。質量は1.6749×10-27kgで、陽子よりも重いです。電磁気力の影響を受けないので、透過性が高く原子核の核種変換に使う物質として重要。原子番号0として扱われる事もあります。
核種(かくしゅ)
陽子と中性子の個数により決まる原子核の種類。ほとんどの原子核は陽子と中性子から構成されています。核種は原子核の同位体やその他の性質を区別するために利用されます。
日本語表記では元素名の後に質量数を加えて核種を表す。炭素13、窒素14など。英語表記では Helium-4 のように、元素名の後ろにハイフンを挟んで質量数を添えることで表しています。
電子(でんし)
原子核とともに原子を構成する素粒子。原子核の周囲を回っている電子を軌道電子といい、単体で存在する自由電子とは区別されます。電子は電荷を持っていて、陰電子と陽電子に区別されますが、通常電子といえば、陰電子のことを示しています。
陽電子(ようでんし)
正の電荷をもっている電子。β+崩壊の時に発生します。陽電子は陰電子と衝突すると消滅して二本のγ線を放出する特徴があります。
ニュートリノ
中性微子とも呼ばれ、記号νで表示される素粒子です。電荷は持たず、静止質量は電子の質量より小さい。質量が非常に小さいため、弱い相互作用と重力相互作用でしか反応しません。このため、透過性が非常に高く、原子核や電子との衝突を利用した観測が難しい。原子核がβ線を放出する際、ニュートリノも一緒に放出されます。
軌道電子(きどうでんし)
原子核の周囲で一定の軌道を描きながら運動している電子。その軌道は原子核に近い方からK、L、M、Nと名付けられており、原子核に近い方がエネルギーの準位が低いとされています。
電荷(でんか)
粒子が帯びている静電気の物理量のこと。電荷量はeで表されていますが、ほとんどは省略されます。

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